愛犬と過ごすペットガーデン  

-犬にやさしい庭づくりから、犬をお庭に優しく訓練する-

犬がいるとお庭がだめになるとあきらめていませんか?
英国は園芸マニアや庭好きの人が多い国です。
同時にペット(犬)好きが多いことでも日本以上です。
それなのに英国人が犬を飼うか、それとも庭をとるかで悩んでいるとはあまり聞いたことがありません。
お庭で植物は美しく、犬は芝生で遊ぶジェントルマンで、「ギャング」ではありません。
その秘密は犬に庭でのジェントルマンシップを教えることにあります。
犬に庭で遊ぶマナーを教え、トレーニングをして育てるからです。
トレーニングをしないで、お庭の植物と犬を一緒に置くことの方が異常といえます。

-庭での穴掘り予防-穴を掘って良い場所をあらかじめ犬に教えてやることが必要。
私たちから見れば困りものの犬の穴掘りも、犬にとって本能に基づく自然行動になのです。
無理に禁止やトレーニングでプレッシャーを与え続けると、新たなストレスの発生と暴発行動に走らせる危険があります。
あらかじめ穴掘りOKの場所を決め周囲を30~40cmの板などで囲い、出来るだけ砂や土が外に飛ばないように工夫しましょう。
また水はけを良くし、犬にドロか付かないようにしましょう。
犬をしばらく監視して、OKと違った場所に穴を掘り出したら、犬を呼び戻し穴を元に戻しながら、NOのサインを示しOKの場所まで連れて行くことをくりかえします。
その時、定められたところに穴を掘り出したらほめてやってください。

-犬種によって異なる穴掘りの原因を考える-
・テリア、ダックスフントはもともと害獣を追いかけるために穴を掘るように改良された犬種です。
・ハスキー犬はソリ犬用で改良された犬ですから獲物の収穫をねらって穴を掘っている訳ではありません。
 楽しみ、遊び、そして温度が上がると涼しい場所をつくるため穴を掘ります。
 良く見ると浅く幅のある穴は木陰の下にあります。
 もうひとつ忘れてならないのが脱走用に掘るケースです。フェンスをあらかじめ地中に埋めて置くことです。
 木陰を好む犬には根元を掘られて困る植物は移動するか、根元にレンガや透水性の舗装(参考写真-①)を敷くのもアイディアです。
 また、水を保持し、温度の上昇を防ぐ涼しい自然土舗装もお勧めです。
 除草の手間もはぶけ、大切な植物にも根に水が入り生育します。
 犬にとても衛生的で快適な温度になります。
 またミスト(墳霧器)を設置することで外気温を下げる方法もあります。
 昨年の夏には自然と舗装とミストを組み合わせたところ野外で床湿度で5℃下がりました。
 千葉に居て軽井沢の別荘地の涼しさでした。


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# by petgarden | 2008-06-02 16:29 | ペットガーデン

ペットにとって快適な夏を過ごす  

-お庭の蚊はイヌ・ネコの「フィラリア症」の感染源-

漢字のルーツ中国でも蚊と言う漢字を使うそうです。
なぜ、蚊に「文」が付くのか?
一説では蚊が「ぶーん」(文)と言って飛ぶことに由来するとのことです。
この蚊は世界で3,000種、日本では100種います。
その内ヒトの血を吸う種類が10種以上います。
日本でも犬のフィラリアの感染率は50%と言われています。
感染した犬の血液にいるフィラリアの幼虫を「トウゴウヤブカ」が新たに媒介します。


-蚊対策は総合的防除の考えで-

蚊の駆除はまず発生源を予防することが大切です。
発生場所はわずかな「水溜り」が多いので、出来るだけ空缶やバケツなどを庭に放置しないようにしましょう。
側溝などはよく清掃し水が流れるようにし、雨水枡に蚊が卵を産みに来ても水と接しないようネットを作るのも方法です。
面倒な場合は固形の殺虫剤、成長阻止剤を投げ込む方法もあります。
薬剤を便用する場合は蚊の薬剤抵抗力を遺伝させないためにも、何種かの薬剤をローテーションで使うことをお勧めします。
注意したいのは益虫への被害を最小限に考えてください。


-10円玉で蚊を100%駆除-

銅イオン、銀イオンの殺菌力、除菌力を便用します。
水溜りに「10円玉」を1枚入れて置いて下さい。
ほぼ100%ボーフラは死亡します。

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# by petgarden | 2008-05-02 17:08

-ペットも花粉症とアレルギーの季節-  


暖かい春の訪れとともに始まる花粉の発散は最近犬にも広がりを始めています。
症状は人と同じように鼻水がたれる、目が赤くなる、アトピー性皮膚炎で体が痒くなるなどです。

-対策にお庭のハーブが最適です-
見るだけで利用の少ない庭のハーブを利用し花粉症、皮膚炎対策に役立てましょう。
ハーブは副作用が少なく、ナチュナルケア剤として大変有効です。


①「虫除けバンダナ」は犬のファッショングツ。
ハーブを「お茶パック用ネット」(市販されている)に入れ、お気に入りの布地に包み、愛犬のバンダナを作ります。
犬の首に巻けば、おしゃれと実用性とかねた「犬用ファッションバンダナ」の出来上がりです。

(ハーブ材料例)
ドライハーブ…レモンユーカリ5g ペニーロイヤル(枝付き)15g※ペニーロイヤルの精油は不可
<作り方>
ペニーロイヤルを適度な長さに切り、レモンユーカリと混ぜてミルで砕き、粉状にする。
「お茶パック用ネット」に粉状にしたハーブを入れる。


②散歩前にカモミールのスプレー
犬との楽しみの散歩も花粉の飛散の中を歩くことになります。
散歩前に軽く全身にカモミール水をスプレーすると花粉症の予防になります。


③帰ったらブラッシングとカモミールのスプレー
散歩から帰ったら、毛に付いた花粉をブラッシングで除去します。
その後は再度カモミール水をスプレーし、再度軽く全身をブラッシングします。
カモミールは皮膚の痒みをおさえ、防虫、消臭、精神の安定に優れたハーブです。
お庭でも丈夫に育ちます。


④最後は犬の足裏(パット)をハーブで洗う
犬の肉球は散歩道のダニ、ノミ、異物が付着します。
手作りのハープ水で洗い、乾いたタオルでよく湿気を拭き取ります。
肉球は犬にとって汗を出し体温調整する、デリケートな部分です。
特に大型犬は発汗の良否で皮膚炎の原因となることがあります。


⑤常備薬を犬用ハーブプランタで飾る
犬だけでなく、ヒトにも使えます。
是非1鉢備えてください


次回は蚊を予防する「お庭の対策」を載せます。

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# by petgarden | 2008-04-11 13:21 | ペットガーデン

ペットガーデンは「命にやさしい庭づくり」  

春めき、庭に集まってくる虫も多くなる時期をむかえます。
集まる虫が全て害虫という訳ではありません。中には、庭の草花の受粉を助けたり、害虫を食べてくれる益虫も多くいます。
害虫退治と殺虫剤をまきすぎると、これら益虫を殺したり、逃げ出す原因にもなります。
殺虫剤のまきすぎは、ヒト、犬にとっても大変危険な状態といえます。完璧に虫を駆除するより、ヒトと犬に害にならない程度に工夫して使用することがペットガーデンの基本です。
「命に安全なこと」が第一です。

~生活環境にある毒の汚染ルート~
①口から入る「経口吸収」ルート
犬が食べたり、飲んだりすることで、体内に入るルートです。
犬は、生育年齢が若い、好奇心の盛んな頃は、何でも噛んで学習していきます。
この頃が、一番、注意を払う時期です。
身近な毒物(たばこ、吸殻、庭のナメクジ駆除剤、殺虫剤他)や危険物(ゴルフボール、ビー玉、庭の電気コード他)、植物(庭に植えてある植物、室内の観葉植物に有毒分を含むものが多くあります)には気をつけましょう。

②呼吸することで入る「吸入吸収」ルート
一番身近なのは、大気汚染ですが、犬は駐車場や道路の近くで飼われることが多いことから、車などの排気ガスには注意しましょう。
また、庭にまかれる農薬や殺虫剤、建材から有害化学物質が発せられるシックハウスなどがあります。
農薬などを散布する時は、必ず、犬を避難させ、犬小屋、食器に薬剤が付着しないよう、シートなどをかけるようにしましょう。
また、犬が農薬などに被害した場合は、風邪の症状に似た様子を示すことがあります。

③皮膚から入る「けい皮吸収」ルート
皮膚から身体に入ることは、塗り薬などに効果があることから分かります。
皮膚から吸収されると皮下脂肪などに蓄積され、肝臓での解毒作用を受けないため、毒性が残りやすいといわれています。
また、犬に多い皮膚炎を誘発することが多くあります。
気がつかないうちに、庭土や道が汚染されている場合があります。散歩から帰ったら、肉球の手入れやブラッシングなどをしてやりましょう。

~犬にも安心な病害虫対策~

【忌避効果の利用】
強力な殺虫力はありませんが、害虫が寄り付かないようにします。
ただ、まめに散布することが必要です。
①木酢、竹酢液
木酢、竹酢は炭を焼くときに出る煙から採取される液体です。500種類以上の成分が含まれ、植物の活性化、病害虫の発生を抑える効果があります。ただ、「濃すぎても、薄すぎても効果が低下する」といわれています。
使用する場合は、よく説明書を読んで使いましょう。
<効果>
イ.殺虫効果(100倍希釈)
ロ.病害虫を寄せ付けない(500倍~1000倍希釈)
ハ.植物の根を健康にし、土の中の有用微生物を増やす(500倍希釈)
ニ.生育抑制、徒長防止(200倍~300倍希釈)
ホ.嫌な動物臭をとる
<木酢液の選び方>
病害虫防除には、煙の温度が80~125度で採取した原液が適当です。これ以上の高温で採取したものには、タール分が増え、「発がん性物質」も混じるといわれています。

②コンパニオンプランツ
育てたい植物と相性の良い植物を一緒に植え込み、害虫の忌避、植物活性化に役立てます。ただ、犬に有害な植物もあるので、よく注意しましょう。

◆身近にある材料で虫退治


◆コンパニオンプランツ




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# by petgarden | 2008-03-13 09:47 | ペットガーデン

2月6日 「自然との共生・ペットとともに生きる癒しの街づくり」 講演結果報告  

福岡、岡山、京都など遠方からのご参加者を得て、講演会を無事終了することができました。
おそらく「ペットと共生する環境づくり」で開催された講演会は日本初ではないかと思います。
各々専門分野が異なる立場から事例紹介、提案等があり、今後の可能性を期待するものでした。

「上野からは…」
ペット(犬)とヒトが「共進化」してきた歴史と、お互いにDNAを共有する部分が多いことが忘れられているとの指摘があり、ペットとヒトとの従来の差別的環境計画から同調、共鳴、共通の快適性をまずベースに計画すべきとの提案がありました。
今後はホームページの「ペットガーデン」「ガーデンセラピー」で具体的に紹介します。
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# by petgarden | 2008-02-12 17:54 | 講演結果報告

「犬のいる風景」を歴史に捜す  

日本は番犬、英国は狩猟犬が「犬文化」を誕生させる

まずは日本の歴史をひも解くと、大和朝廷では軍事をつかさどる「伴造(トモノミヤツコ)」に、犬に関る役職の四氏がいたことがわかっています。
県犬飼(アガタイヌカイ)、稚犬飼(ワガイヌカイ)、安曇犬飼(アズミイヌカイ)、海犬飼(ウミイヌカイ)、この下に犬飼部がいて犬を飼育していました。この犬たちは宮城内の諸門を警護する番犬として使役されていたようです。

このように日本では番犬として外で飼うことを常とし、室内で飼うことは江戸時代ブームとなった「狆(チン)」だけが例外だったようです。人と犬が寝食を共にし生活文化を作ってきたヨーロッパと比べ、日本の「人と犬との暮らしの伝統」は、無きに等しい状態でした。

最近では室内の飼育犬が7割を占めるようになりました。今後日本でも独自の犬との生活文化が形成されることを期待したいものです。

さて、英国に目を向けてみましょう。
英国は伝統的な「犬文化」を持つ国だといえます。牧畜や狩猟にとって犬と馬は欠かせない存在です。特に18世紀は庭園文化が花開き、その庭で「犬文化」も花開くこととなります。
ジェントルマンといわれる地主貴族は田舎にカントリーハウスを建て、ロンドンにタウンハウスを所有し、その間を行き来していました。
この時代、庭や田舎での余暇の過ごし方が貴族の主な仕事のひとつとも言えるものでした。それは野外での様々な行事や遊びが社交場としての性格を持っていたからです。
その中でも、貴族の特権的娯楽として人気が高かったのが狩猟です。
「犬文化」の最初はこの狩猟用の使役犬への改良から始まりました。
忘れてはならないのが18世紀、英国を席巻したキーワード・インプルーブメント=「改良」です。
都市、庭園、植物、道路、家畜など全てのものに「人の手を加える」インプルーブメントが推奨され、実行されました。
日本でも人気の高い犬種の多くは、この時代に改良されたものです。
今でも英国では、飼っている犬を見れば、飼主の出身階級がわかるといわれています。それは18世紀、馬と自前の狩犬隊を持つことが貴族のステータスシンボルといわれた名残ともいえます。

このように英国では、犬も庭も自然も一体化した中で人々は「手を加え」、全てを遊び(スポーツ)にしていったようです。それはまさに競馬、ドッグレース、狩猟など私たちがしるところの動画的娯楽の世界といえるものです。


↑ビールのジョッキに描かれた狩猟画
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# by petgarden | 2008-02-05 17:24 | ペットガーデン

ガーデニングもペットも同根の文化現象  

ガーデニングブームも下火となり、園芸・造園界は目下、木枯らしの中にあります。
かたやペット関連業界の市場拡大には目を見張るものがあります。

ペットブームもガーデニングも「庭」という共通の場を出発点とした同根の「文化現象」であり「ファッション」です。
今、消費者が庭に求めているサプライズ(驚き)やアメニティー(快適性)は、草花で演出した「静止画像」から、ペットも参加するエンターテイメントな「動画的」空間へと、移りつつあります。
従来のガーデニングブームがグッズを主力とする「モノ」消費だったのが、庭で犬と出合う「コト」消費へと購買意欲が移りつつあるからです。

従来から言われるように「庭は常にその時代を映す鏡」であり、その時代の気分や欲求を表現してきました。今庭に求められている風景とは「ペットのいる風景」ではないでしょうか。



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# by petgarden | 2008-02-05 17:01 | ペットガーデン

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